女性によると、大阪府高槻市内の派遣会社と契約し、88年12月から三菱電機の子会社「三菱電機ロジスティクス」が運営する同府茨木市内の配送センターで働き始めた。契約期間は毎回2、3カ月で、22年間、自動的に更新されてきたという。
女性の手元に一部残されていた就業条件明示書によると、99年4月〜01年9月末は「財務処理」▽01年10月〜今年9月末は「ファイリング」と「OA機器操作」−−などの専門業務をする派遣労働者になっている。
しかし実際は、三菱電機の商品を工場から代理店などに配送する運賃の計算、電話対応などの一般事務で、業務内容は22年間ほとんど変わらなかったという。勤務時間は週5日のフルタイムで正社員と変わらない一方、時給は22年間でわずかに昇給しただけで、1500円前後だった。
今年9月、職場の上司から「11月末で解雇する」と通告されたことから、女性が先月、大阪労働局に是正申告して違法派遣が発覚した。三菱電機ロジスティクスは「是正指導を受けたのは事実だが、それ以上は何もコメントできない」としている。


